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ロンドンで不動産を買うならどのエリアが良い?エリア別特徴

ロンドンの特徴

 

ロンドンは人種のるつぼ

ロンドンはエリアによって全く異なる民族文化が味わえる。イギリス人は島国でありながら移民には寛容で、ヨーロッパ、中欧、ロシア、アフリカ、インド、アジア、中東と各国からの多くの移民がそれぞれのエリアに固まっている為、世界中の言語、食事、アート、宗教を体感できる。またロンドン自体の歴史も古く、歴史的建造物や史跡は町中にごろごろある。パスポートを持たずに世界中の文化を肌で感じる事が出来る唯一の都市と言っても過言ではありません。

また面白いのが、不動産が高い事でも知られていますが高級住宅地エリア近くでも必ず公団(カウンシルハウス)が点在してあり、高級住宅地から一本道を挟むと生活保護者が住む公団が集まるエリアになって治安が悪くなったりします。また公立の学校(State School)のレベルが学校ごとにかなり異なるようで学区が変わる境界などは道一本隔てて不動産の価格が変わります

特に中心地では昼夜で歩いている人種が変わったり、週末だけマーケットが出たりするので異なる時間や曜日に行ってみると違う一面が見えたりします。購入する際は異なる曜日・時間帯に足を運んでエリアの散策をお勧めします

私が住んでいるマンションの角も静かな住宅地なのに夜になると不良少年のたまり場となることが引っ越して分かりました。。

 

西ロンドン

比較的治安が良く、高級住宅地も多く全体的に高いのでここからの不動産の上昇率は低いですが下がりもしないと思います。日本人学校も西ロンドンにあることから日本人駐在員も多く住む。ヒースローがロンドン西に位置する為空港に行くには西に住んでいる方が便利。

また人気観光地も目白押しで、ハロッヅデパート, V&A 美術館, Natural History 博物館, ケンジントン宮殿とケンジントンガーデン、ノッティングヒルなど住んでいても楽しめる場所が沢山ある。

Westfieldショッピングセンターや元BBCのテレビ局があった再開発エリアのWhite City周辺は治安が悪かったが一気に様変わりした。

サッカーチームチェルシー本拠地もあり、もっと西に行けばChiswickといった芸能人の多く住むエリアや、南西方向にキューガーデンやリッチモンド公園など自然が多く家族連れに人気のエリア。

郵便番号はSW3 (Sloane Square) , SW7(South Kensington), W8(High Street Kensington)辺りは特にPrestigious、またRichmond Villageやハマースミスの南側に位置するBarnsはお金持ちの代名詞的エリア。

 

東ロンドン

下町でアジア系移民が多い。治安は悪く犯罪も多い。ここ10-15年の間にアーティストや若い世代が移り住み、イーストロンドン独特の文化を創り出している若者には人気のエリア。ここ30-40年で不動産価格が10倍以上になっているエリアもごろごろあります

2012年パキスタン、インド、バングラディッシュと異なるカレー屋が連なるBrick Lane, ベトナムレストランが立ち並ぶKings Street、クラブやお洒落なレストランが立ち並ぶShorditchやDulston, London Fields, ロンドンオリンピックのメインスタジアム、Westfield ショッピングセンター、グリニッジ天文台とイーストは忙しい。

Cross Railにより中心地へのアクセスが良くなるので東へ東へと開発は進むと期待されていて新築マンションの建設率は一番高い

 

北ロンドン

西と同じく治安が良いイメージがあるが、エリアによりマチマチ。ハムステッド自然保護区周辺やプリムローズヒル、ハイゲートなどは高級住宅地でお屋敷もあるけれど一歩道を隔てると様変わりする。

西から東に運河も走っていて、運河近くのMaida Vale周辺の住宅地は人気。ビートルズのスタジオや、カムデンタウンといってマーケット、コンサートで有名なWembleyやサッカーのアーセナルの本拠地などあるが観光地などが比較的少なく全体的に閑静な住宅地が多い。

ノーザンライン・ジュビリーラインは車両も小さく通勤時の地下鉄がかなり混む。北に住む方は朝と夕方の地下鉄は要チェック。

Zone3まで行くとユダヤ人や日本人が多く住むエリアなどもあり、日本スーパーなどもあるので日本人が多く住む。

大規模な都市開発などは北ロンドンでは無いので今時点から不動産価格が平均以上に上昇するエリアは少ないかも。

 

 

南ロンドン

ロンドンと言えばテムズ川。テムズ川周辺特に南側対岸は今開発ラッシュ。アメリカ大使館が一等地のMayfairから再開発されたNine Elmsに引っ越すことで注目されている。新しい地下鉄駅Nine Elms(ノーザン線)も2021年にオープン予定

他にもテートモダン、ロンドン戦争美術館、シェークスピアシアター、タワーブリッジ、バラマーケットなど観光に人気のエリア。更に南に行くとクラッパムやブリクストンなどディープな若者に人気のエリアもある。

更に南に行くと大きな家が集まる高級住宅地のDulwich Villageもあるが西と北に比べると知名度は低い。

南は地下鉄や電車がカバーしていない地域が多いので不動産的には未開の土地も多い。そして治安の悪い地域が点在するので駅が近くに無いエリアの場合は要注意。Zone4-5くらいまで南下すると韓国街New Maldenもあり本場の韓国料理が味わえる。

エリアと物件を選べば今後人気の出てくる地域があるはず。

 

 

 

目当てのエリアが決まった時のチェックポイント

 

  • 最寄り駅の運行日チェック(週末は駅が閉まったり電車が来ない駅もあります)
  • 通勤時間の電車の混み具合(Northern Line, Jubilee Line, Central Lineなどは車両が小さくかなり混雑するので通勤がストレスに)
  • 最寄り駅からの家までの安全性
  • バス・ナイトバスの有無(ロンドンは地下鉄が止まってしまったりストライキなどがあるのでバス路線が近くにないエリアは大変です)
  • 昼間の騒音(学校が目の前だったり、大きな病院が近いと昼間結構騒音があります)
  • スーパーへのアクセス(特にロンドンではWaitroseという高級スーパーの徒歩圏内を条件に物件を探す人もいるくらいなので、車を持っていない人はお気に入りのスーパーが徒歩圏内にあるかは重要です)
  • 学校の区域(お子さんがいる方は特に注意)

 

 

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