セルフリッジズのブランドとのコラボ商品、SUQQUも限定商品をセルフリッジで販売しているけれど日本から限定商品を買う事も可能?
イギリスの老舗デパートと言えばハロッズ、リバティーそしてセルフリッジズ(一応複数形のsが付いているので語尾はジズとなりますがセルフリッジとこの記事では統一します)はイギリスだけでは無く世界中にファンの多い百貨店です。日本からもセルフリッジズに買付にいらしゃるバイヤーの方は多くいらっしゃいます。最近では限定商品など多く見かけますが、なぜセルフリッジだけ限定品を売ることが出来るのか、日本からも購入可能か調べてみました。
セルフリッジの魅力
オンラインショッピングの台頭で世界的に百貨店が苦戦する中、まさかの年々売り上げを伸ばしているセルフリッジ。その成功の理由の一つに数々のブランドとのコラボによる限定商品(セルフリッジでしか買えない)やポップアップストア・コンセプトストアを売り場につくりどこより先に最新の商品を購入出来ることなどが挙げられます。
また毎回行くたびに新しい売り場が誕生していたりや改装一新してポップアップショップができていらりと誕生から100年経ったデパート大氷河時代でもその勢いは止まることがありません。
また私が感じる各国百貨店(日本では伊勢丹、松屋、松坂屋、高島屋、三越、パリではプランタン、ラファイエットなど)と大きく異なる点のは、圧倒的なブランド数と商品数に加えセルフリッジの独自のブランディングとマーケティング力と売り場のデザインだと思います。ただただ多くのブランドを集めたマーケットプレイスではなく、百貨店から発信して行きブランドよりブランディング力がある、固定概念にとらわれない売り場作りにいつも感心します。
例えば日本でいう3階(イギリスではsecond floor)にはレディースシューズのフロアがあるのですが、まずその売り場面積は驚きの187平方メートルと他に類をみない大きさです。
そしてその真ん中辺りに堂々とスニーカーのコーナーがあるのですが所狭しとハイブランドから新進のデザイナーのスニーカーが700点以上が並びます。普通であれば各々の店舗を回らなければいけないところがセルフリッジではかなりの数のブランドの商品を一気に履き比べる事が出来ます。
こちらVogueがセルフリッジのスニーカーコーナーを絶賛している記事ですがこの売り場を設けたことによりスニーカーの売上が30%上がったとか。
そのことでブランドも是非自分の商品を置いて欲しいのでセルフリッジの為に限定で商品を作るという流れになるのです。
そんなセルフリッジですが、2020年もポップアップストアーでBurberryやLouis Vuittonが登場していますが9月現在ではPradaとのコラボをやっています。(公式HPはこちら)
PradaとSelfrdigesのコラボRe Nylon
Photo Cited:Prada x Selfridges
限定商品ということで、どうやら日本でも人気のようで私もBUYMAで数点出品していますが、ただのコラボ商品ではなくPROJECT EARTH REDUCING WASTE Recycled Nylonというラインで環境問題をテーマに再生素材でサステインナブル商品として、アパレルやバッグ、小物以外に水筒、お弁当箱など時代流れに合った商品を共同で開発したもののようです。先日お店に足を運んだ際はこの一番人気のお弁当箱は売り切れていました!(ディスプレイ品のみしか残っておらずディスプレイは売れないとのことでした。再入荷も無のようです。)
お弁当箱は数ある商品の中のほんの一部で、400を超えるRe Nylonのコラボ商品をオンラインで購入することが可能です。
SUQQUとSelfrdiges限定商品
以前SUQQUで下地とチークを購入した記事でも書いたのですが、SUQQUもセルフリッジ限定商品を販売していて、さらに日本より値段が30%程(為替や手数料などによって変動しますが)安いので日本から購入する方も多いようです。
セルフリッジ限定のお色は日本人やアジア人向けの商品では無いのですが、中国系の女の子達にも大人気のようで、店員さんもアジア系のお客様が多いと言っていました。
こちらがほんの1例ですが人気のあるセルフリッジ限定商品(色)のようです、先にロンドンで発売してその後日本で発売されるものもあるようですが、日本より15%程値段が安いのも特徴です。
6色入りのパレットは日本のサイトでは売っていませんでした、セルフリッジ限定のパレットのようです、現在は101番のみです。
£58(約8000円)
そして2020年10月1日に102番がセルフリッジ限定で発売されます!
暖色系のカラーとラメの組み合わせ、流行のオレンジメークと秋の落ち着いた感じを組み合わせたパレットで人気必須ですね。
16ソメカラシ。日本でも販売されているようですが、セルフリッジでは限定商品と書いてあります。
他に2色あります 17ビスオウと18モモシズク
£24(約3300円)
こちらは通常の4色パレット 5.6gでこちらのユイノバナがセルフリッジ限定色です。
£46.00(約6400円)
ファンデーション(リフィル£40+ケース£12 約7000円)
こちらのファンデーションはPROJECT EARTH REDUCING WASTE(プロジェクトアース リデューシングウェイスト)ゴミを減らして環境を守ろうという商品プロモーションに入っている商品です。セルフリッジはブランドと共同で過剰包装を減らす運動をすすめています。
日本までの配送
セルフリッジは勿論日本まで配送もしており、重量も購入額も関わらず一律25ポンド(3300円程)です。
そして配送日数は5日前後で、デューティーフリーで購入出来るのでイギリスに来なくてもセルフリッジ限定商品をデューティーフリーカウンターに並ばなくてもタックスフリーで購入する事ができます。
日本への配送情報:Selfridges Shipping
配送にかかる時間 | 詳細 | 送料 |
---|---|---|
購入日から5日以内 | 日本(またEU以外の国)への配送の場合、UKの消費税(商品にもよりますが17-20%、子供服などには税金は掛かっていません。)を抜いた額でまた日本の関税を足した金額を計算してくれるので、受取の際に関税を支払うことはありません。残念ながら日本円では支払いが出来ないようで、アメリカドル、ユーロ、シンガポールドル、香港ドルなどでも支払いが可能のようです。 | 送料は一律25ポンド、約3300円程です。 |
セルフリッジ+プラス
また頻繁にお買い物する方は年間40ポンド(5600円程)を支払いSelfrdigesプラスの会員になると配送が一年間何回でも無料になります。
ですので年間2回以上お買い物する方はこちらに加入する方がお得ということになります。(太っ腹ですが大丈夫なのでしょうか?まあセルフリッジのオンラインで海外から購入する方は多分購入単価が高いのではと思います。)
セルフリッジ基本情報
セルフリッジはハリーゴードンセルフリッジというアメリカ出身の実業家により1909年に今のオクスフォードストリートの地に立てられオープンしました。当時としては辺鄙なお洒落とは無縁のエリアだったようです。今も健在の建物はGradeⅡ指定文化財となっています。(この点は三越は1904年だって負けていません!)1910年にはかなりのブランド数を集めた香水売り場を作り、その当時からウィンドウを飾り付け夜には電気で明るくしていたようです。
2010、2012,2014、2018年と世界1の百貨店と評されています(因みに伊勢丹や京都高島屋もランキング10位以内に入っています!2019年の1位はパリのガリャリエラファイエットです。)
近年ではESGの観点から環境問題、人権問題などの取り組みをデザインやファッションと融合させ、意識を高める働きかけをしていてSUQQUの項目でも書きましたが環境に配慮したゴミや素材の少ない商品など取り扱いブランドと共にファッションリーダー的存在となっています。
また婦人服売り場のや靴売り場などのど真ん中だったり計17か所にお洒落なカフェやレストラン、バーがあるので歩き疲れたらすぐにお茶できるのも魅了で、大人の雰囲気の映画館もあり、一日中楽しめるエンターテイメント満載のデパートです。
https://www.selfridges.com/GB/en/features/articles/happy-new-decade/highsnobiety-cornershop/
Photo cited: https://www.thecinemaatselfridges.com/
是非、海外旅行が解禁された暁には遊びに行ってみては?
ちなみにこちらは今LVのポップアップストアで限定商品をどこよりも早く販売しています。
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