ぺルラ
私はロンドンで1人でマンションを購入し、改装をして今快適に生活しています。
ただここまでの道のりが大変だった。。。涙を本当に流して泣き叫んだ日もありました。
この記事では比較的スムーズだったお風呂場の改装の工程を掛かった費用と共にみていきたいと思います。
今回改築をしたマンションの概要
築35年(ロンドンでは新しい方なのであまり人気がない)
50平米
2LDK
4階建ての2階
駐車場とベランダ付
価格は7500万円程
日本円にすると高く見えるけれど、ロンドンの平均のマンションの価格が6700百万円なので平均より少し上くらい。。でも、いいエリアでも無いし、中途半端に古いし、外見も普通なので少し割高には見えるけれど私が購入した2018年は今のコロナ後の相場と比べると不動産は高い時期で3-4か月色々見た中で一番私の条件に合っていたと思う。
駅から徒歩5分以内
会社に自転車で行ける距離
近くにスーパー
2ベッドルーム
ロンドンをまたぐ新しい路線エリザベス線上(ヒースロー国際空港へ一本で行けるようになる)
なので引っ越してから周りの環境など後悔していることは沢山ありますが、今すぐに売る予定も無いのと、家の中が快適なので今はすごくハッピーです。
では今回の本題お風呂場の改装
ビフォーアフターの写真
ビフォー
使えなくはないけれど出来れば入りたくない。。。っと思いますね。
こちらが洗面台。。萎えてしまいますよね?
✨アフター✨
そして数か月後の姿がこちら!
憧れのフリースタンシング猫足バスタブ🤍
手作りで壁のパネルを作って頂きました。
洗面台
費用
材料費:£2000(28万円くらい)
全てオンラインで買いました。タイルなどは店舗に見に行ったりしたのですが、最終的に購入は全てオンラインです。こだわりは大理石の床です。大理石はカットするのが大変のようで工事の方が頑張ってくれました。あとは壁のパネルも手作りで作って頂き、洗面台も既製品でピンときたものが無く、スペースも狭くて制約がたくさんあったので、キャビネット上の板を切り抜いて中にパイプを通し手作りで作って頂きました。
デザイン費:£100(2-3万円でデザインして頂いたんです、ほんと感謝しかない!)
ロンドンで商業施設から住宅まで手掛けている日本人の建築家の方にデザインして頂きました。そしてすごい破格でやっていただきました!
工事費:£2500弱(35万円くらい)
この作業を2週間で私が日本に帰国している間に終わらして下さいました。なので工事をスタートして数日はお風呂場撤去でジムでシャワーを浴びましたがずっとトイレは使えるようにしてくれていました。
素材と材料
キャビネット・洗面器
オンライン家具・雑貨でイギリス最大手のWayfairです、アメリカの会社ですが英国最大級のアイテム数の出店があります。価格も安いですし、カスタマーサービスも悪くなく、少しでも欠陥があるとすぐに新しいものを送ってくれます。
猫足バスタブ・トイレ
バスルームのスペースがかなり小さく、当初デザイナーさんからは猫足のフリースタンディングは広いバスルーム用ですとアドバイスされたのですが、どうしても猫足のバスタブが欲しくて押し切ってしまいました。狭いスペースに合う小さいバスタブを探すのにかなり苦労しましたがどうにか見つけられました。
建築士さんのお勧めでVictoria Plumでバスタブ、蛇口、シャワー、トイレなどを購入しました。
似ている名前でVictoria Plumbingという会社もあります、多分最大手なので検索で1位に出てきます、かなりいいものが揃っているのですが価格が高かったので、費用を抑えるためにVictoria Plumを利用しました。
壁・ペンキ
ペンキはFarrow Ballです。初めてペンキを選びましたが白にも沢山の色があって正直、悩み過ぎてイライラしました。でもデザイナーさんのアドバイスもいただけて少しグレーがかった落ち着いた色を選べました。壁とパネルで同じ白のカテゴリーのペンキですが色味が異なるので自然なデザインに仕上がっています。防水コーティングもしてくれてあるのでお水が掛かっても全く問題無しです。あまり壁にタイルを使いたくなかったので大満足です!
床
こだわりの床ですが、このタイルを見つけるのにかなり苦労しました。というのも大理石は厚みのあるものが多く、厚過ぎると業者にカットをお願いしないといけなくなるので、薄いもので、予算内で、かなりの時間を費やして探しました。
さらに接着剤や埋め込む為のグラウトの種類と色、天然石なのでコーティングの為のシーラーなど色々と決めたり買ったりするものが床だけでも沢山ありました。またデリバリーもかなり重いものなので、どこまで業者さんが運んでくれるか(階段しかない建物の場合、入り口までとか色々制約がありました)など綿密に詰めました。
こちらのサイトからオーダー
大理石の床、とっても高級感もあり気に入っていますが、天然石なのでお手入れも必要です。時間が経つと黄ばんでしまったりするので日々の拭き掃除以外に半年に1度は専用液でコーティングをし直しています。
業者さんにお勧めされたクリーニングとコーティングに使っている商品はこちら
Lithofinという会社から出ているクリーナーとコーティング(シーラー)がいいようです。
工程
2月下旬、イギリスのクラシファイドのmixbで家の改装をやっている方がいるか探しました。初めてのことだったので少し割高でも出来れば日本人の方にお願いしたくて。
2-3社あたって都合がつかないなどの理由でお断りされたりもしたのですが、個人事務所のデザイナーの方からいいお返事を頂けました。すぐに自宅まで見に来てくれて、大工さんも日本人の方で見積もりを数名とって紹介してくださるとのこと。
そして早速平面図を使い私のイメージを図面におとしてくださいました。
そこからイメージにそって素材や材料について詰めていきました、かなりメールや電話のやりとりをして、出来るだけ安く済むように色々とご尽力頂きました。
3月半ばには大工さんが確定し、お忙しいとのことでスタートは5月半ばから、結構先だと思われたかもしれませんが、これでもギリギリ。材料のリサーチや注文など2か月くらいはないと難しいと思います。
工事をスタートしてからは早くて、前準備5-6日でその後に2週間私が日本に帰ったいた間に終わっていたので正味3週間くらい、6月の中旬には新しいお風呂になっていました。
まとめ
うちのお風呂場の場合、配管を隠す為にかなりボクシングを使っています。新しいビルだと床下に埋められていたりするそうですが、古いビルなので配管隠しにデザイナ―の方がご苦労されていました。
トイレ・風呂場はガスや電気など専門知識がなくても自分でデザインをしてDIYをしたりビルダーの人と直接やり取りをして工事を進める方が多いのですが、やはりプロのデザイナーさんがいると当然のことですがデザイン性だけではなく機能性や安全性もきちんと考えてくれ安心です。デザイナーを使わず改装をした友人は洗面台が大きくてドアが途中までしか開かなくなってしまったり、シャワーヘッドの位置がおかしかったり追加作業とお金の負担があったようです。
デザイナーがいてもいなくても、一つ一つの材料、素材を選ぶのはかなり苦労します。予算の問題なければ好きなものを選べますが、その他にも仕様、サイズ、他のものとの相性など一つのものを選ぶのにかなりの突破しなければいけない条件があるので、毎日のようにご紹介したサイトなど検索を続け、結構ストレスになっていた時期もあります。
材料が選び終わり工事が始まってからはかなりスムーズでした、工事中のハプニングは無く大工さんと建築さんの間で予定通りに工事を終わらせてくれました。追加の予算が必要ですが、建築士さん・デザイナーさんをつけることをおススメします。
あとは、運よく駐車場が付いている物件で、私は車を持っていないのでゥペースが開いており大工さんが毎日使うことが出来て良かったですが、駐車場が無い場合は平日に車を停める為に許可を取ったりしなければいけないので事前に確認が必要です。
ラジエーターがつかなくなったり、換気扇が壊れたりと小さい問題はその後出てきましたが、工事中に大きな問題に遭遇することもなく、日本から戻ったら生まれ変わったお風呂場でゆっくりお風呂に浸かれました。
それから2年、何も問題もなく毎日快適、家の中で一番好きな場所です🤍